《大地と地球の神》ガイアの基礎知識
/ギリシャ神話
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ギリシャ神話におけるガイア
何の神か | 大地、地球 誓言 |
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対応する= ローマ神 | テルース |
1.
大地の象徴であり、地母神。原初の神カオスに続き、2番目に生まれたとされる。ガイアは大地のみならず、天をも内包した世界そのもの(地球)を象徴する存在である。
ゲーと呼ばれることもあり、geo(ジオ/地球、地上)の語源につながっている。ローマ神話ではテルースに相当する。
ギリシャ神話に登場する多くの神々はガイアの血を引いており、また、人類の祖先とされることから、ガイアは母なる女神としてギリシア各地であつく崇拝された。
未来を予言する能力を持つ女神であり、デルポイの神託所を所有していた。(のちにデルポイの神託所はアポロンのものとなる。)
また、誓言の神ともいわれる。
息子 | ウラノス、ポントス |
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娘 | ウーレアー |
2.
ガイアには多くの子供がいる。
まず、単独で天の神ウラノス、海の神ポントス、山の神ウーレアーを生んだ。ガイアがウラノスと夫としたことで、ウラノスは神々の王となった。
夫① | ウラノス |
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息子 | オケアノス、コイオス、 ヒュペリオン、クレイオス、 イアペトス、クロノス、 キュクロプス、 ヘカトンケイル、 ギガース |
娘 | テテュス、レア、テミス、 ムネモシュネ、ポイベー、 テイア、ディオネ |
夫② | ポントス |
次に、ウラノスとの間にティターン十二柱神とよばれる男女6柱ずつの子を生んだ。
男神はオケアノス、コイオス、ヒュペリオン、クレイオス、イアペトス、クロノス。
女神はテテュス、レア、テミス、ムネモシュネ、ポイベー、テイア。
ディオネもガイアとウラノスの娘だが、ティターン十二柱神に含む場合とそうでない場合がある。
そのほかに、ウラノスとの間にキュクロプス(一つ目の巨人)やヘカトンケイル(百本の手を持つ巨人)を生む。しかし、あまりにも醜かったため、ウラノスは彼らをタルタロス(奈落、地獄)へ閉じ込めてしまった。
母であるガイアは悲しみ、ウラノスへの報復を決意した。末っ子のクロノスがガイアを手伝い、鉄の大鎌を使ってウラノスを去勢した。これによってクロノスが神々の王となった。
ウラノスはガイアのもとを去り、ガイアはポントスを夫にしたと言われている。
去勢されたウラノスから滴り落ちた血でガイアが身ごもり、ギガース(ギガンテスと呼ばれる巨人)を生んだ。ギガースはクロノスによってタルタロスに閉じ込められた。
ティタノマキアで息子のキュクロプス、ヘカトンケイル、ギガースを助け出すことができたが、代わりにクロノスたちティターン神族がゼウスによってタルタロスに落とされたため、ガイアはギガントマキアを起こす。
ギガントマキアで敗北した後、ガイアはゼウスに対抗するためにタルタロスと交わり息子のテュポーンを生む。
テュポーンの乳母を務めたといわれるピュートーン(巨大な蛇)も、ガイアの子とする説がある。
関連記事→《ティタノマキア・ギガントマキア》ゼウスが王権を獲得するまでの経緯/ギリシャ神話
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