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《誘拐からの結婚》ハデス、ペルセポネ婚姻の経緯
/ギリシャ神話

カテゴリ:ギリシャ神話
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ハデスの動き


1.
 ある日のこと、大地の裂け目から地上を見上げていたハデスは、妖精達と花を摘んでいたペルセポネを見て、彼女に恋をした。ハデスはペルセポネの父親であるゼウスのもとへ行き、婚姻の許しを得たが、ゼウスはペルセポネの母親であるデメテルにはこの話を伝えていなかった。

 後日、ハデスは、再び山で花を摘んでいたペルセポネを美しい水仙の花を使って誘き寄せ、妖精たちから離れた瞬間に大地を引き裂いて地下の冥府に連れ去った。(ゼウスに話を通さず、ハデスが独断でペルセポネを拉致したという説もある。)

 ハデスはペルセポネを丁重に扱った。母と地上を恋しがるペルセポネに対して、それ以上強引な行動に出られず、即座に婚礼を挙げることもできずにいた。

2.
 一方、ペルセポネの母デメテルは、娘を探すためにオリュンポスを離れていた。彼女が娘を探して放浪している間、地上から豊穣が失われたため、ゼウスは伝令神ヘルメスを遣わし、ハデスにペルセポネの返還を求めた。
 冥府の食物(ザクロ)を食べていたペルセポネは、半年(あるいは4ヵ月)の間、冥界で過ごすことが決められた。こうして、ペルセポネは冥府の女王としてハデスの傍らの玉座に座することとなった。

 ハデスがペルセポネへの感情を抑えきれず、誘拐する程までに至ったのは、アフロディテの策略によってエロスの矢に射たれたからだという説がある。ペルセポネが、処女神であるアテナやアルテミスにならって、アフロディテをはじめとした恋愛の神々を疎んじるようになったことに対する報復だとされる。
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デメテルの動き


1.
 娘のペルセポネが、ある日突然行方不明となった。デメテルは地上に降り、松明を掲げ、娘を探した。10日目に、娘は何者かにさらわれたと、月の女神ヘカテから告げられる。さらなる情報を求め、デメテルはヘカテとともに太陽神ヘリオスの元を訪ねた。

 そして、ペルセポネはハデスによって冥界に連れ去られたこと、また、その誘拐はペルセポネの父であるゼウスがハデスに許していたことを知った。怒りが頂点に達したデメテルは天界を離れた。デメテルは天界から見つからないように老女に変身し、地上で娘を探し続けた。放浪の道中に立ち寄ったエレウシスで、王たちに温かい歓迎を受け感動したデメテルは、彼らに穀物の栽培方法などを授けたといわれる。

2.
 デメテルが天界から離れている間は大地から実りが失われ、大規模な不作や凶作が起きた。そこでゼウスは、娘が冥府で食物を一切口にしていないことを条件として、デメテルに娘の帰還を約束し、伝令の神ヘルメスをハデスに遣わして、ペルセポネをデメテルに返すように伝えた。冥府の食物を食べた者は客として扱われ、そこに留まらなければならない規則となっていた。

 ペルセポネは、冥府でザクロを食べてしまっていたため、神々の世界や地上に戻る期間に制限が設けられた。ペルセポネが冥府でザクロを食べた理由には、自らの意思という説や、ハデスの勧めという説がある。

 ペルセポネは半年(あるいは4ヵ月)の間、冥府で過ごすことが決まった。その間、デメテルは地上に実りをもたらすことをやめたとされ、これが冬期を示している。ペルセポネが帰ってくると、デメテルの喜びで穀物が芽吹き、春がもたらされるという。(地域によっては冬に栽培する穀物もあるがここでは割愛する。)

参考
エレウシスの秘儀 「デーメーテール讃歌」(wikipedia)


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