《愛と美の神》ウェヌス、アフロディテの基礎知識
/ローマ神話・ギリシャ神話
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ローマ神話におけるウェヌス
何の神か | 愛、美 菜園 |
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対応する= ギリシャ神 | アフロディテ |
1.
本来は菜園の神であったが、ギリシャ神話の伝来によってアフロディテと同一視されるようになり、愛と美と金星を司るようになった。ラテン語圏では、金曜日はdies Veneris(ウェヌスの日)と呼ばれた。
記号の「♀」はウェヌスを意味し、「愛」「女性」「金星」を象徴する。
英語読みでヴィーナスと呼ばれる。
2.
ウルカヌスの妻であるが、アンキセスとの間にアエネアスという息子がいる。また、マルス、メルクリウス、アドニスとも関係を持つ。娼婦の守護神としての側面もある。
ローマ建国の祖であるアエネアスの母として、軍神として奉られることもある。
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ギリシャ神話におけるアフロディテ
何の神か | 愛、美、性 植物、豊穣、春、多産 戦 |
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対応する= ローマ神 | ウェヌス |
聖獣 | イルカ |
聖鳥 | 白鳥、鳩、雀、燕 |
聖樹 | 薔薇/バラ 花梨/カリン 芥子/ケシ(ポピー) 銀梅花/ギンバイカ |
聖地 | キプロス島 |
1.
愛と美と性を司る女神。
元来は、古代オリエントや小アジアの庭園や公園に祀られていた、豊穣多産の植物神・地母神・春の女神であったと考えられている。
戦の女神としての側面も持ち、スパルタやコリントスでは、アテナのように甲冑を着けた軍神として祀られていた。
愛の女神として自ら恋愛をする一方で、他の神々や人々にも恋愛をさせることにいそしむ。しばしば愛の神エロスと共にいる姿も描かれる。エロスは、紀元前5世紀の古典期以降からアレスとアフロディテの子供として伝えられるようになったが、元々は原初の神の1柱であり親はいないとされる。 象徴は真珠、帆立貝、林檎。牡山羊や鵞鳥(ガチョウ)に乗った姿で描かれることもある。
アフロディテはキュプロスの女神でもあり、キュプリスと呼ばれる。また、キプロスの都市パポスにちなみ、パピアー(パポスの女神)と呼ばれることもある。
キプロス島には、サンドロ・ボッティチェッリによる絵画「ヴィーナスの誕生」でモデルとなった海岸線がある。
親 | 父:ゼウス※ 母:ディオネ※ |
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夫 | ヘパイストス[離婚] |
愛人 | アレス |
息子 | ポボス(フォボス)、デイモス エロス、アンテロス |
娘 | ハルモニア |
愛人 | ヘルメス |
息子 | ヘルマプロディトス |
娘 | ペイト※ |
愛人 | アンキセス |
息子 | アイネイアス |
愛人 | アドニス |
愛人 | ディオニュソス※ |
息子 | プリアーポス※ |
娘 | ペイト※ |
愛人 | ポセイドン※ |
※…諸説あり
2.
泡から生まれて、ゼウスの養女となったという説と、ゼウスとディオネの娘という説がある。
ヘパイストスの妻であるが、アレス、ヘルメス、アドニス、アンキセスなど多くの愛人を持つ。
アドニスは、猪に変身したアレスによって命を落とした。
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